こんにちは。引っ越し中のheyheyです。
こういった疑問に答えます。
・上場企業100社以上言えないなら、四季報が必要不可欠
・1ページ5秒で十分。銘柄選びの四季報の読み方
・3700銘柄から10銘柄に厳選する
29歳から株式投資を始め、3年目。
現在32歳の既婚サラリーマン。
資金はへそくり10万円から年利10~20%のペースでコツコツ増やし中。
今年の目標は妻の信頼を得て、資金を30万に増やすこと!
資金の少ない株初心者目線で、安定した増やし方を執筆中。
本記事では、株初心者のための情報に振り回されない銘柄選びについて紹介しています。
この記事を読めば、受け身ではない銘柄の選び方が簡単にできるようになるでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。
※株式投資に「必ず儲かる」はありません。投資はご自身の判断でお願いします。
1. 上場企業100社以上言えないなら、四季報が必要不可欠
「株を始めよう!」
そう意気込んで、証券口座を作ったまではいいものの、すぐ大きな壁にブチあたります。
「で、何の銘柄を買えばいいんだろう・・・」
そう、銘柄選びです。
日本国内には、上場されている銘柄(株取引ができる銘柄)が約3700社あります。
あなたはその中から儲かる銘柄を選ぶことができますか?
ネットで検索しますか?
「株 銘柄 オススメ」でググってみますか?
そこには可もなく不可もない情報が山ほど溢れています。
なぜなら、「必ず儲かる銘柄」なんて誰も分からないからです。
株は買いたい人が多ければ上がるし、売りたい人が多ければ下がります。
世界中の投資家の心理状態を知らない限り、「必ず」はありえません。
また、株は大勢が買っていないときに購入して、大勢が売ってしまう前に売らないと利益がでません。
つまり「この銘柄は上がる!」と具体的に紹介されている時点で、大勢の仲間入りをしてしまっているので、稼げないのです。
(注:株主優待や配当が充実している銘柄は検索したらすぐ見つかります。ここではそのようなインカムゲインではなく、キャピタルゲイン(売買による利益)を対象にしています)
だから銘柄選びで大切なのは
「自分の目で3700銘柄を見比べて、自分で考えて選ぶこと」です。
「そんなに勉強する時間なんてないから、実績のある人のトレードをマネするだけでいい」
そう考えたいのも無理はありません。
でも、少し考えてみてください。
実績のある人とあなたは、全く同じようにトレードできますか?
そもそも資本は同じですか?
同じような損失リスクを覚悟できますか?
リスクが違うのに、同じような精神状態でトレードできますか?
こう考えると、「実績のある人と同じようにトレードする」というのは不可能なんです。
だから、自分で手を動かして、自分で考えながら株式投資をする習慣をつけていきましょう!
この記事では、「銘柄選びの基本的な考え方」をたった3ステップでご紹介します。
では一つ目のステップです。
「四季報を買いましょう」
たったこれだけです。
なぜなら、株初心者が銘柄を選ぶための必要十分な情報がその1冊に凝縮されているからです。
あなたは上場企業を100社以上言えますか?
500社は?1000社は?
業績の伸び率や負債割合は?
これらに答えられないのなら、間違いなく四季報を買うべきです。
四季報を買わないというのは、3700社もある「選択肢」を自ら狭めているのと同義だからです。
だから、初心者ならなおさら、四季報を買いましょう。
選択肢を増やしましょう。
そこから厳選していきましょう。
マニアックで専門的な情報を調べるのはそれからでいいんです。
手札は多い方が良いに決まっています。
四季報を買うことは、株式投資において「間違いのない」一歩だと僕は思います。
・東洋経済新報社が発行しており、正式名称は「会社四季報」
・3,6,9,12月の年4回発刊している。季節に合わせて春号,夏号,秋号,冬号となっている。
・値段は1冊2300円。
・年間購読なら年間で520円おトク!
・CD-ROM版もある(スクリーニング作業が楽ですが、選別作業に慣れるまでは紙媒体を強くオススメします!)
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2. 1ページ5秒で十分。銘柄選びの四季報の読み方
四季報は購入しましたか?
これで武器は十分です。
戦に出ましょう!笑
四季報は1ページに2銘柄の情報がギュッと詰まっています。
ページを開くと「うわっ!」となると思います。
全てのページを見ようとすると、約2000ページにもなります。
でも安心してください。
1ページはたった5秒で読み終わります。
2000ページなら約3時間。
それぐらいの勢いでバーッと読み終えてしまいましょう。
では、見るべきポイントを4つお伝えします。
① いいチャートだけ選ぶ~着実な上昇チャートのみ~
② 大きな会社は選ばない~時価総額は500億円以下~
③ 倒産しにくい会社を~自己資本比率40%以上~
④ ちゃんと稼げている会社を~ROE10%以上~
①いいチャートだけ選ぶ~着実な上昇チャートのみ~
ここでは空売りは対象としていません。
上がる銘柄を選んで、上がったところで売る。それだけです。
なので、最初の選別項目はチャートです。
四季報の上のところにある月足チャートです。
これが、ジグザグしながらも着実に上がっているものだけ選びましょう。
これだけで3700社の80%くらい一瞬で選別できると思います。
②大きな会社は選ばない~時価総額は500億円以下~
上場企業3700社といっても、ピンからキリまであります。
超大企業のトヨタやユニクロから、社員数百人しかいない設立数年の会社もあります。
その中で、小さな企業だけを選びましょう。
なぜなら、僕のような個人投資家が戦えるのは、そこしかないからです。
世の中には、個人投資家と機関投資家の2種類がいます。
機関投資家とは、大きな資金を持った「企業レベルの投資家」です。
資金も、人的資源も、情報力も個人投資家とはケタ違いです。
まともに戦っては勝てるわけがありません。
では、株価はなぜ変動するかわかりますか?
買いたい人が多ければ上がり、売りたい人が多ければ下がる、それだけです。
もし小さな会社の株を機関投資家が売買したら、資本が大きすぎるあまり、
その売買だけで株が乱高下していまいます。
それでは株式市場は成り立たなくなってしまうので、機関投資家は小さな銘柄にはなかなか参入できないのです。
その目安が時価総額500億円以下。
個人投資家が戦える場所がここです。
もちろん、優良な超大型銘柄に投資するのを否定はしません。
でも、機関投資家の思惑が入り乱れていますし、世界の影響も敏感に受けます。
僕はそういった不安要素は避けられるなら避けたいので、500億円以下という方針をとっています。
③倒産しにくい会社を~自己資本比率40%以上~
会社の資本は、純資産と借金でできています。
借金が多いと不安ですよね。
最近ではコロナの影響があるからなおさらです。
全体の資本のうちの、純資産の割合を自己資本比率と言います。
ざっくりした表現ですが、これが高ければ高いほど、倒産しにくいです。
どんなに株価がお得でも、上昇しても、倒産してしまえば紙クズです。
そんなリスクは避けたいですよね。
だから、目安として自己資本比率が40%以上としています。
(僕はコロナ影響をさらにビビっているので、個人的に50%以上に設定しています笑)
④ちゃんと稼げている会社を~ROE10%以上~
会社たるもの、ちゃんと利益を上げていなければいけません!
純資産に対して、どれだけ純利益を出しているのかを表したものがROEです。
たとえば、純資産1000万円で純利益100万円なら、ROEは10%になります。
やっぱりちゃんと稼げている会社、稼ぎ方の上手な会社は成長しやすいです。
目安としては、ROE10%以上です。
バッサリ選別していきましょう!
3. 3700銘柄から10銘柄に厳選する
ここまでで既にほとんどの銘柄がふるい落とされたかと思います。
残ったのは時期や景気によりますが、50~100銘柄くらいですかね。
ここで、最後にもうひとステップ頑張りましょう!
見るべきポイントは「業績」です。
四季報の下に書かれている数字です。
売上高、営業利益、経常利益、純利益、一株益の実績と、向こう2年の予想値が書かれています。
業績は「企業の成長」そのものです。
予想も含めて3年以上成長しつづけている銘柄を選びましょう。
特に大事なのは「純利益」です。
売上高が上昇しても純利益が下がっていたら本末転倒です。
純利益があるから、企業はさらに成長できるんです。
設備投資もできるし、新たなビジネスにもチャレンジできるんです。
逆に、売上高が下がっていても純利益が上がっていたら問題ありません。
おそらくビジネスモデルをより高収益な方向に改善したのでしょう。
目安としては、毎年5~10%上昇し続けているのが良いです。
ここは数字が多くて見るのが大変かと思います。
でも、ここで踏ん張って10銘柄以内に厳選しましょう!
なぜ10銘柄か。
たくさん手札があった方がいいんじゃないか?
僕も以前はそう思っていました。
でも実際に20~30銘柄を残すと、まったく管理できなくなるんですよね。
銘柄ごとに年4回ある決算発表(決算短信)を確認したり、株価を見たり、関係ニュースを調べたりしないといけないので、とてもじゃないですが管理できません。
管理できない20銘柄を持つよりも、管理の行き届いた10銘柄の方が断然いいです!
ということで、業績を見比べたり、上記の①~④ステップをさらに比較したりして、四季報の約3700銘柄を10銘柄まで絞りましょう。
これだけで、あなたの手元にはすでにキラキラ輝いた銘柄たちがいるはずです。
企業ごとのIR情報を見たり、会社HPや決算短信を見るのはそれからにしましょう。
この子たちだけを見て、大切にあっためて成長する時期を見守りましょう。
深く分析するのは、それからで十分だと僕は思います。
改めて言いますが、「自分の目で3700銘柄を見比べて、自分で考えて選ぶこと」。
これが、初心者にとってすごく大切な第一歩です。
一緒に頑張りましょう!
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