こんにちは、heyheyです。
今回は趣向を変えて、夫婦の問題について話してみます。
僕は現在30代前半で、妻と結婚して3年になります。
同棲期間を含めると5年で、お互い絶えず夫婦喧嘩をしては
幾度となく仲直りしてきました。
今回は、多くの夫婦が疑問に思うであろうこの問題について、
友達夫婦と徹底的に議論したので、その結論を共有できればと思います。
目次
Q. なぜ夫婦喧嘩すると夫はムスッと黙るのか?
夫婦喧嘩をすると、僕はムスッとして黙ってしまうことが多いです。
普段から会話が苦手なわけではありません。
むしろおしゃべりな方ですが、それでもケンカになると黙ってしまいます。
一緒に旅行に行った友達夫婦も、同じ状態とのことだったので
この4人で徹底的にその原因を話し合ってみました。
妻たち(妻's)と夫たち(夫's)の会話
妻's:
「男たちって、ケンカするとすぐしゃべらなくなるよね。」
「そのくせ不機嫌な表情は隠さないから、こっちも余計イライラするんだよね。」
夫's:
「こっちだって好きで黙っているわけじゃないよ」
「議論することの方がさらに疲れるから黙っているだけ。」
妻's:
「なんで黙るの?話し合って解決したいと思わないの?」
夫's:
「その前に、すでに喧嘩でダメージを負っているから、少しそっとしておいて欲しいんだよ。」
「殴られた時に、殴ってきた相手から『どうして殴られたのか話し合って解決しよ?』って言われてもしないでしょ?」
「まだ殴られたばかりで心が痛いんだよ。」
妻's:
「『殴られた』って何?なんで被害者ぶってるの?」
夫's:
「その議論は保留にさせて!いま大事なのは、最初の口論で、僕自身がダメージを負ったと感じてるってこと。精神的にすでにワンパンくらった状態なの。」
「そんな状態で『なんで〇〇しないの?』『もっと前に◇◇できなかったの?』とか言われるのは、追加でボディーブローをドスドス打たれてるのと同じなんだよ。」
妻's:
「そんなのただの話し合いでしょ?殴るって大げさじゃない?」
夫's:
「まってまってまって!今は、『僕がそう感じた』ってことが事実なの。それを否定されるのは、自分を殴ってきた相手から『こんなのパンチってほどじゃない。ちょっとぶつかった程度』って言われてるのと同じなの。」
「お願いだから、その前提で話を進めさせて。ね?」
妻's:
「んー、わかった。とりあえず続きを聞くわ。」
夫's:
「ありがとうございます。」
「で、あくまで僕の視点で話を戻すと、最初の口論の時点でワンパンくらって痛い状態なんです。殴られたところがズキズキ痛むの。」
「そんなときに、殴ってきた相手から『なんで殴られることになったのか考えてみよう?』って言われるんです。適当に回答しようもんなら『もっと分かるようにいって!ちゃんと話し合おうよ!』って言われるんです。辛くないですか?」
妻's:
「いや、別に・・・」
夫's:
「少なくとも僕は辛いから、しばらく放っておいてほしいんです。ズキズキ痛むのが収まるまで。」
妻's:
「どれくらい待てばいいの?」
夫's:
「うーん、数時間くらい?一度お風呂に入るか、一晩眠るくらい欲しいかも。」
妻's:
「長っ!めんどくさっ!女子かっ!」
夫's:
「そんなこと言われても、ダメージを負った気持ちってなかなかすぐに切り替わらないんだよ。だから放っておいてほしい。」
「ズキズキ痛むから、もう一度戦う(=議論する)元気もないの。結果として、黙ることを選ぶんだよ。」
妻's:
「女子か!」
と、会話はここまでです。
次に内容をもう少し整理します。
妻と夫の3つの違い
今回の会話から、妻と夫とで3つの違いがあったことがわかります。
1. 議論(口論)の捉え方が違う
夫婦で口論になった場合、妻と夫でその捉え方が違います。
妻:口論ではなく議論。お互いの認識を深めるための手段。
夫:口論とは言葉をつかった殴り合い。
2. 議論(口論)の影響の受け方が違う
議論、口論の捉え方が違えば、その影響の受け方も変わってきます。
また、性別によるものなのか、口論に対する防御力も違うみたいです。
妻:ただの議論だから、ダメージを与えるほどのものじゃない。むしろ一方的に被害者意識を持たれるなんて腹が立つ。
夫:口論して精神的にダメージを負った。痛い。ズキズキする。
ここで大事なのは、この受け取り方は本人が決めることなので、いくら他人から「そんなのダメージとは言えない」と言われようが関係ありません。
ここで認識をそろえようとしても一生平行線です。
これだけで何時間もケンカできてしまうので、議論は概ねあきらめましょう。
3. ギスギスした空気を解決するための行動が違う
こうして生まれた「ギスギスした空気」ですが、これを解決するための次の行動も大きく違います。
妻:議論を重ねれば問題が明確になって解決につながる。
夫:解決とかの前に、ズキズキする痛みがおさまるまで待ってほしい。
するとどうなるでしょう?
妻は、「せっかく解決への手をこっちから差し伸べてあげたのに、なんて非協力てきな人!」と怒りを増幅させます。
夫は、「ズキズキ痛むから黙っていたのに、さらに状況が悪化してしまった。言い返す元気もないし、何を言っても無駄そうだから、嵐が過ぎるまで黙って待とう」と、よけいに殻に閉じこもります。
こうして「ムスッと黙ってしまう夫」が完成するわけですね。
結論
さらに端的にまとめてみましょう。
なぜ夫婦喧嘩すると夫がムスッと黙ってしまうのか?
それには3つの違いが関係していることがわかりました。
1.議論の捉え方が夫婦で違う。
2.議論の影響の受け方が夫婦で違う。
3.ギスギスした空気を解決するための次の行動が夫婦で違う。
この3つの違いによって、すれ違いがホップステップジャンプで増幅し、大きなケンカになっていく、という感じです。
まあ、どちらかというと夫の方が弱いですね。笑
きっと夫婦喧嘩において、夫は妻よりも精神的に弱いんです。
気持ちの切り替えもヘタクソですしね・・・。
さらに面倒くさいことに、
この現象は、夫婦喧嘩をしていないときは逆なんです。
・夫の方が理論的に話し、相手を理詰めで説得しようとする。
・夫の方が「議論こそ問題解決への近道」と考えがち。
ちなみに、ここでは「夫」とひとくくりしてしまいましたが、もっと正確にいうと「理論的な性格」の人が上記のような状態になりがちです。
だから、女性でも妻でも、もともと理論的な方であれば、上記のような考えをもつかと思います。
でも、夫婦喧嘩になると「夫」はみなムスッと黙りやすくなるんですね。
性格、男と女、夫と妻、これらの性格が日常と夫婦喧嘩とで入れ替わるので、とってもややこしい状態になります。
ほんと、ややこしい!笑
夫婦喧嘩を解決するための方法
ここまで分析した上で、夫婦喧嘩を解決する方法とは、
「お互いのことを思いやる」
ということです。
結局それかよ!と思われるかと思いますが、
本当に、これに限るんです。
妻は「なぜ夫は黙ってしまったのか」を思いやり、
夫は「妻がなぜいっそう腹を立ててしまったのか」を思いやる。
そして、さっさとお互い同じタイミングでごめんなさいをする。
これが一番です。子供のケンカの仲裁みたいですね。笑
ここまで読んでくださった方にはだいたい分かるかと思います。
「夫は夫婦喧嘩の際は精神的に弱い生き物なんだ」
「妻は夫婦喧嘩の際は議論を重ねたいと思っているんだ」
そこを理解して、歩み寄ってあげることで、きっと夫婦喧嘩はもう少し短くなると信じています。
みなさんの夫婦喧嘩が短くなることを祈っています。
では!
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